映画から「時代」と「今」を考察するWEBサイト

  • 2024年12月6日
  • 2024年12月6日

ゴジラを生んだ「第五福竜丸事件」とは何か?

1954年に公開された『ゴジラ』の中で、志村喬演じる山根博士はゴジラについてこう説明する「ジュラ紀の時代に生息していた巨大が度重なる水爆実験によって安住の地を追われ、 ゴジラが果たしてどの水爆実験で誕生したかは明らかになっていない。 だが『ゴジラ』という映画を生み出した水爆実験なら明らかだ。 ブラボ […]

  • 2024年11月25日
  • 2024年11月28日

アメリカに忖度し続けるゴジラ 海外版ゴジラと核実験

核兵器の恐怖から生まれた怪獣 ゴジラは核兵器の恐怖から生まれた怪獣であることはよく知られている。 1954年に公開された、第一作目『ゴジラ』では、その正体はジュラ紀の恐竜が核実験により安住の地を追われたものとの台詞がある。 しかし、ゴジラの肌は爬虫類のようなウロコではなく、また火傷の跡のようなケロイ […]

  • 2024年11月24日
  • 2024年11月28日

特撮映画と放射能

ジョージ・A・ロメロの代表作である『ゾンビ』には様々なバージョンが存在する。 北米公開版やディレクターズカット版など様々な細かいバージョン違いがあるが、その中に日本公開版というバージョンもある。 『ゾンビ』日本公開版 日本公開版の特徴は、映画の冒頭に人々がゾンビ化した原因として、惑星イオスが爆発し、 […]

  • 2024年11月14日
  • 2024年11月24日

『本心』が描く現代日本の格差

映画館の楽しみの一つは上映前の予告編だ。上映会時刻になってもまだ予告編が延々流れ続けるので、上映前の予告編が嫌いという人もいるというが、個人的には思いも寄らない作品との出会いにもつながる、大切な機会なのだ。 さて、そんな中でも観てみたいなと思ったのが『本心』だ。 『本心』 原作は平野啓一郎の同名小説 […]

  • 2024年11月8日

『ダイ・ハード』のもう一人の主役 ハンス・グルーバーとアラン・リックマン

『ダイ・ハード』の解説を書いた。 今回も解説を書くために必要な部分だけかいつまんで観ればいいかと思っていたが、いつの間にか、気づいたら最初から最後まで全編観てしまっていた。 『ダイ・ハード』には、同じように気づいたら全編観てしまった経験が何度もある。 それだけ色褪せない、本当に面白いと言える数少ない […]

  • 2024年11月8日
  • 2024年11月8日

『アメリカン・ビューティー』

家族って素晴らしい? 唐突な質問で恐縮だが、思いつくままに映画を10本程度、思い浮かべてみてほしい。特に条件はない。何でもいい。 果たして、その中に家族が登場する話は何本あっただろうか。そして、家族が絆を深めたり、取り戻したりする作品は? 私も思い浮かべてみる。『マトリックス』『タイタニック』『リト […]

  • 2024年10月30日
  • 2024年10月30日

『ダイ・ハード』はなぜヒットした?マクレーンに見る「古き良きアメリカ」

アーノルド・シュワルツェネッガーと、シルヴェスター・スタローン 1980年代、アーノルド・シュワルツェネッガーと、シルヴェスター・スタローンは強烈なライバル関係にあったという。 そのことについて、シュワルツェネッガーは後にこう述べている。 「1980年代、スタローンとはただのライバルだった。とにかく […]

  • 2024年10月20日
  • 2024年10月20日

『アメリ』ヒットのきっかけは「ホラー映画だと勘違い」?人気フランス映画を解説!

文書の書き出しはいつも悩む。何かしらの思いがけない入口から紹介する映画に辿り着くようにとヒネったりもするのだが、それでも上手い書き出しが常に見つかるわけでもない。 今回紹介する『アメリ』もそうだ。 『アメリ』 『アメリ』は2001年に公開されたジャン=ピエール・ジュネ監督、オドレイ・トトゥ主演の恋愛 […]

  • 2024年10月14日
  • 2024年10月14日

『ジョーカー : フォリ・ア・ドゥ』なぜ酷評されたのか?作品に込められたメッセージとは

2019年に公開された『ジョーカー』は衝撃だった。安倍元首相を銃撃した山上徹也は「ジョーカーを本当に理解できるのは自分だ」とツイートした政治家が肩入れしていた統一教会という宗教に人生をめちゃくちゃにされた。それは都市機能がままならなくなったゴッサムという社会の被害者として描かれたアーサー・フレックの […]

  • 2024年10月6日
  • 2024年10月6日

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』なぜ内戦は起きたのか?「今」を問う狂気のロードムービー

エンターテインメントの対極にある音 2023年度のアカデミー外国語映画賞を受賞した『関心領域』はそのアイデアもさることながら、音が凄かった。 音さえなければ、ただのドイツ兵の一家を写した退屈なフィルムだ。だが、そこに誰かの泣き叫ぶ声や銃声、怒号が聞こえる。 一家の庭にある塀を隔てた向こうはアウシュヴ […]

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BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

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