映画から「時代」と「今」を考察するWEBサイト

  • 2025年3月10日
  • 2025年3月10日

『悪魔と夜ふかし』ジャックが払った本当の犠牲とは?

私が子供の頃は、夏になると心霊写真などのホラーコンテンツがテレビで特集されていた。「おわかりいただけただろうか」で有名なアレである。 しかし、ネットの発達で情報が容易に手に入る今、当時特集されていた心霊写真のほとんどは科学的に説明のつく現象だったことがわかるようになってしまった。 妖怪や幽霊やオカル […]

  • 2025年3月9日
  • 2025年3月9日

『インビジブル』今作で本当に「見えない」ものとは?

『うつろな人々』 イギリスの詩人、T.S.エリオットは、1925年に代表作となる『うつろな人々』を発表した。 エリオットの目から見た現代人の魂の空虚を描写した作品だ。 1925年当時の青年たちは「ロストジェネレーション」の世代とも呼ばれる。日本では「失われた世代」と呼ばれることが多いが、正確に言えば […]

  • 2025年2月24日
  • 2025年2月24日

『グレムリン』はなぜこれほど残酷なのか?

『グレムリン』という映画を知ったのは小学4年生の時だ。映画好きな担任の先生が、今度テレビで面白い映画があるよ、と紹介してくれたのが『グレムリン』だった。 たしかに『グレムリン』は子供向けの映画に思える。 主人公たちが飼う、不思議な生物「モグワイ」も可愛らしいし、彼らが変貌したグレムリンも特撮好きの男 […]

  • 2025年2月11日
  • 2025年2月11日

ハリウッドスターにはなぜアルコール依存症が多いのか?日米の依存症に対する違いとは?

最近、中島らも氏の著作が好きで読んでいる。 中島らもについて軽く触れると、灘高出身という経歴ながら、その後はドラッグ中毒、アルコール中毒、鬱病などを患い、作家やミュージシャンとして活躍した人物だ。 特に『今夜、すべてのバーで』は彼自身のアルコール中毒の治療をもとに記した小説で、アルコール依存症が進行 […]

  • 2025年2月11日

ゾンビという名の夢 欧米人はなぜゾンビ映画が好きなのか

唐突で申し訳ないが、思いつくままに、ゾンビ映画を頭の中でピックアップしてみてほしい。 『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』 『ゾンビ』 『ゾンビランド』 『バイオハザード』 『28日後…』 『ワールド・ウォーZ』 『アイ・アム・レジェンド』 『ショーン・オブ・ザ・デッド』 などなど、様々な作品が簡単 […]

  • 2025年1月1日
  • 2025年1月1日

『アバター』は本当に名作なのか?

映画監督ジェームズ・キャメロン ジェームズ・キャメロンはハリウッドでもトップのヒットメーカーであることに異論はないだろう。何しろ、歴代興行収入の上位5作品のうち、3つをキャメロンの監督した映画が占めているのだ。ただ、個人的にはジェームズ・キャメロンの作品は『タイタニック』以降、精彩を欠いているように […]

  • 2024年12月31日
  • 2024年12月31日

『菊次郎の夏』北野武はなぜ父の名を冠したのか?

久石譲の楽曲の中に『Summer』という曲がある。パッと思い浮かばなくても、メロディを聴けば、ほとんどの人が聞き覚えがあるのではないだろうか。 しかし、元々この楽曲がある映画の主題歌であったことは、あまり知られていないのではないか。 その作品が北野武監督の『菊次郎の夏』だ。 『菊次郎の夏』 『菊次郎 […]

  • 2024年12月20日
  • 2024年12月31日

『LAMB/ラム』は何を伝えたい映画だったのか?

1991年に公開された『羊たちの沈黙』で、クラリスは幼い頃に見た羊の屠殺と、屠殺から救えなかった子羊がトラウマになっている。 羊の子を人間が育てていく『LAMB/ラム』は、ある意味では『羊たちの沈黙』とは真逆の作品と言えるだろう。 『LAMB/ラム』 『LAMB/ラム』は2021年に公開されたヴァル […]

  • 2024年12月16日
  • 2025年2月2日

『エイリアン: コヴェナント』エリザベス・ショウ博士はなぜ実験台になったのか?

SFホラー映画の『エイリアン』シリーズにおいて、『プロメテウス』と『エイリアン: コヴェナント』はどちらも一作目の『エイリアン』の前日譚として製作されている。 監督はリドリー・スコット。リドリー・スコットは『エイリアン』の監督も務めており、シリーズへは実に32年ぶりの復帰となった。 劇中の時系列では […]

  • 2024年12月6日
  • 2025年1月13日

ゴジラを生んだ「第五福竜丸事件」とは何か?

1954年に公開された『ゴジラ』の中で、志村喬演じる山根博士はゴジラについてこう説明する「ジュラ紀の時代に生息していた巨大が度重なる水爆実験によって安住の地を追われ、 ゴジラが果たしてどの水爆実験で誕生したかは明らかになっていない。 だが『ゴジラ』という映画を生み出した水爆実験なら明らかだ。 ブラボ […]

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BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

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