映画から「時代」と「今」を考察するWEBサイト

  • 2025年1月1日
  • 2025年1月1日

『アバター』は本当に名作なのか?

映画監督ジェームズ・キャメロン ジェームズ・キャメロンはハリウッドでもトップのヒットメーカーであることに異論はないだろう。何しろ、歴代興行収入の上位5作品のうち、3つをキャメロンの監督した映画が占めているのだ。ただ、個人的にはジェームズ・キャメロンの作品は『タイタニック』以降、精彩を欠いているように […]

  • 2024年12月31日
  • 2024年12月31日

『菊次郎の夏』北野武はなぜ父の名を冠したのか?

久石譲の楽曲の中に『Summer』という曲がある。パッと思い浮かばなくても、メロディを聴けば、ほとんどの人が聞き覚えがあるのではないだろうか。 しかし、元々この楽曲がある映画の主題歌であったことは、あまり知られていないのではないか。 その作品が北野武監督の『菊次郎の夏』だ。 『菊次郎の夏』 『菊次郎 […]

  • 2024年12月20日
  • 2024年12月31日

『LAMB/ラム』は何を伝えたい映画だったのか?

1991年に公開された『羊たちの沈黙』で、クラリスは幼い頃に見た羊の屠殺と、屠殺から救えなかった子羊がトラウマになっている。 羊の子を人間が育てていく『LAMB/ラム』は、ある意味では『羊たちの沈黙』とは真逆の作品と言えるだろう。 『LAMB/ラム』 『LAMB/ラム』は2021年に公開されたヴァル […]

  • 2024年12月16日
  • 2024年12月19日

『エイリアン: コヴェナント』エリザベス・ショウ博士はなぜ実験台になったのか?

SFホラー映画の『エイリアン』シリーズにおいて、『プロメテウス』と『エイリアン: コヴェナント』はどちらも一作目の『エイリアン』の前日譚として製作されている。 監督はリドリー・スコット。リドリー・スコットは『エイリアン』の監督も務めており、シリーズへは実に32年ぶりの復帰となった。 劇中の時系列では […]

  • 2024年12月6日
  • 2025年1月13日

ゴジラを生んだ「第五福竜丸事件」とは何か?

1954年に公開された『ゴジラ』の中で、志村喬演じる山根博士はゴジラについてこう説明する「ジュラ紀の時代に生息していた巨大が度重なる水爆実験によって安住の地を追われ、 ゴジラが果たしてどの水爆実験で誕生したかは明らかになっていない。 だが『ゴジラ』という映画を生み出した水爆実験なら明らかだ。 ブラボ […]

  • 2024年11月25日
  • 2024年12月12日

アメリカに忖度し続けるゴジラ 海外版ゴジラと核実験

核兵器の恐怖から生まれた怪獣 ゴジラは核兵器の恐怖から生まれた怪獣であることはよく知られている。 1954年に公開された、第一作目『ゴジラ』では、その正体はジュラ紀の恐竜が核実験により安住の地を追われたものとの台詞がある。 しかし、ゴジラの肌は爬虫類のようなウロコではなく、また火傷の跡のようなケロイ […]

  • 2024年11月24日
  • 2024年11月28日

特撮映画と放射能

ジョージ・A・ロメロの代表作である『ゾンビ』には様々なバージョンが存在する。 北米公開版やディレクターズカット版など様々な細かいバージョン違いがあるが、その中に日本公開版というバージョンもある。 『ゾンビ』日本公開版 日本公開版の特徴は、映画の冒頭に人々がゾンビ化した原因として、惑星イオスが爆発し、 […]

  • 2024年11月14日
  • 2024年11月24日

『本心』が描く現代日本の格差

映画館の楽しみの一つは上映前の予告編だ。上映会時刻になってもまだ予告編が延々流れ続けるので、上映前の予告編が嫌いという人もいるというが、個人的には思いも寄らない作品との出会いにもつながる、大切な機会なのだ。 さて、そんな中でも観てみたいなと思ったのが『本心』だ。 『本心』 原作は平野啓一郎の同名小説 […]

  • 2024年11月8日

『ダイ・ハード』のもう一人の主役 ハンス・グルーバーとアラン・リックマン

『ダイ・ハード』の解説を書いた。 今回も解説を書くために必要な部分だけかいつまんで観ればいいかと思っていたが、いつの間にか、気づいたら最初から最後まで全編観てしまっていた。 『ダイ・ハード』には、同じように気づいたら全編観てしまった経験が何度もある。 それだけ色褪せない、本当に面白いと言える数少ない […]

  • 2024年11月8日
  • 2024年11月8日

『アメリカン・ビューティー』

家族って素晴らしい? 唐突な質問で恐縮だが、思いつくままに映画を10本程度、思い浮かべてみてほしい。特に条件はない。何でもいい。 果たして、その中に家族が登場する話は何本あっただろうか。そして、家族が絆を深めたり、取り戻したりする作品は? 私も思い浮かべてみる。『マトリックス』『タイタニック』『リト […]

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BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

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