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作品解説

  • 2022年7月7日
  • 2025年6月25日

『最後の誘惑』はなぜ批判されたのか?上映禁止にもなった映画史上最大の問題作

「聖人としてのキリストより人間としてのキリストに興味があった」 マーティン・スコセッシはキリストについてそう語っている。 スコセッシは弱さや迷いを持った人間としてのキリストを『最後の誘惑』という映画で描いた。 『最後の誘惑』は1988年に公開されたマーティン・スコセッシ監督、ウィレム・デフォー主演の […]

  • 2022年6月30日
  • 2025年7月1日

『プラトーン』エリアスとバーンズは何を象徴しているのか

ベトナム戦争をテーマにした映画は枚挙に暇がないが、その中でも『プラトーン』は特別な作品と言えるだろう。 監督のオリバー・ストーンは実際にベトナムの戦場を経験したからだ。 『プラトーン』 『プラトーン』は1986年に公開されたオリバー・ストーン監督の戦争映画。主演はチャーリー・シーンが務めている。 タ […]

  • 2022年6月20日
  • 2025年7月30日

『ギャング・オブ・ニューヨーク』なぜスコセッシは暴力を描くのか?

マーティン・スコセッシはニューヨークのリトル・イタリーで育った。喘息持ちでやせっぽちだったスコセッシは薬が手放せず、「薬のマーティ」とよばれいじめられていた。喘息のせいで他の子供と同じように外で遊べなかったために子供の頃から映画に親しんでいた。 暴力に怯える少年時代を送ったスコセッシだったが、それと […]

  • 2022年6月20日
  • 2025年7月29日

『スターシップ・トゥルーパーズ』 プロパガンダに隠された「猛毒」

近所のローソンに500mlの缶のコーラがあり、好きで時々読飲んでいる。冷えた炭酸の刺激で気づかないが、時間が経って温くなったコーラには強烈な甘さがある。 500mlのコーラには角砂糖14個分もの砂糖が使われているという。 『スターシップ・トゥルーパーズ』も一見すると宇宙が舞台のSFアクション映画なの […]

  • 2022年6月4日
  • 2025年6月26日

『ペルシャ猫を誰も知らない』命がけのエンターテインメント

エンターテイメントが私たちの生活にどう関わっているか、最初に私見を延べておきたい。 2020年は新型コロナウイルスが世界を席巻し、様々な業界が深刻なダメージを受けた。 音楽をはじめとするエンターテインメントもそのひとつだろう。「不要不急」が叫ばれていた中で、ミュージシャンたちのライブ活動がその槍玉に […]

  • 2022年6月4日
  • 2024年5月29日

『ハンナ・アーレント』普通の人々に潜む普遍的な残酷さ

2008年に公開された映画『愛を読む人』にはかつて主人公が愛した女性が強制収容所の元看守であり、ナチスの戦犯の裁判において戦争犯罪人として裁かれる場面がある。 ホロコーストへ荷担することが「悪」であるのは倫理的な面から見ても当然だろう。 法の道徳的限界 だが同時にいくつかの疑問も浮かんだ。 その当時 […]

  • 2022年5月26日
  • 2025年9月7日

『エド・ウッド』 彼の作品は本当に「映画のようなゴミ」だったのか?

史上最高の映画監督と言われると誰が思い浮かぶだろうか。ある人はスティーヴン・スピルバーグの名を挙げるかもしれない。もしくは黒澤明かもしれない。ゴダールかもしれないし、ヒッチコックかもしれないし、チャップリンかもしれない。いずれにせよ、多くの名前が挙がることだろう。 逆に史上最低の映画監督と言われると […]

  • 2022年5月22日
  • 2025年8月21日

『グッドナイト&グッドラック』メディアのあるべき姿は何か

映画評論家の淀川長治氏の映画解説の最後はいつも「サヨナラ サヨナラ サヨナラ」だった。 当初はサヨナラの回数を決めずに言っていたが、子供たちの間で「サヨナラが何回言われるか」という賭けの対象になっていたことを知ると、それ以降は3回に回数を固定していたそうだ。 グッドナイト&グッドラック 淀川 […]

  • 2022年5月21日
  • 2025年7月31日

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』「ローマの休日」の真実。 赤狩りに抵抗し続けた男の実話

1953年に公開された『ローマの休日』だが、公開当時の脚本はイアン・マクラーレン・ハンターとクレジットされている。今日ではそこにハンターと並んでダルトン・トランボの名前を見ることができるだろう。 なぜこのようなことになったのか? トランボはハリウッドを長く追放されていたからだ。筋金入りの共産主義者だ […]

  • 2022年5月9日
  • 2024年5月29日

『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』なぜジョン・レノンはロックで成功できたのか

ジョン・レノンには二人の母親がいた。実の母親であるジュリア・レノンと、育ての母であるミミ・スミスだ。 2009年に公開された『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』では、この二人の母の間で葛藤し揺れ動く若き日のジョン・レノンの姿が描かれる。 監督はサム・テイラー・ウッド。彼女曰く「私はジョン・レノ […]

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BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

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