• 2022年6月4日
  • 2025年6月26日

『ペルシャ猫を誰も知らない』命がけのエンターテインメント

エンターテイメントが私たちの生活にどう関わっているか、最初に私見を延べておきたい。 2020年は新型コロナウイルスが世界を席巻し、様々な業界が深刻なダメージを受けた。 音楽をはじめとするエンターテインメントもそのひとつだろう。「不要不急」が叫ばれていた中で、ミュージシャンたちのライブ活動がその槍玉に […]

  • 2022年6月4日
  • 2024年5月29日

『ハンナ・アーレント』普通の人々に潜む普遍的な残酷さ

2008年に公開された映画『愛を読む人』にはかつて主人公が愛した女性が強制収容所の元看守であり、ナチスの戦犯の裁判において戦争犯罪人として裁かれる場面がある。 ホロコーストへ荷担することが「悪」であるのは倫理的な面から見ても当然だろう。 法の道徳的限界 だが同時にいくつかの疑問も浮かんだ。 その当時 […]

  • 2022年5月26日
  • 2025年9月7日

『エド・ウッド』 彼の作品は本当に「映画のようなゴミ」だったのか?

史上最高の映画監督と言われると誰が思い浮かぶだろうか。ある人はスティーヴン・スピルバーグの名を挙げるかもしれない。もしくは黒澤明かもしれない。ゴダールかもしれないし、ヒッチコックかもしれないし、チャップリンかもしれない。いずれにせよ、多くの名前が挙がることだろう。 逆に史上最低の映画監督と言われると […]

  • 2022年5月22日
  • 2025年8月21日

『グッドナイト&グッドラック』メディアのあるべき姿は何か

映画評論家の淀川長治氏の映画解説の最後はいつも「サヨナラ サヨナラ サヨナラ」だった。 当初はサヨナラの回数を決めずに言っていたが、子供たちの間で「サヨナラが何回言われるか」という賭けの対象になっていたことを知ると、それ以降は3回に回数を固定していたそうだ。 グッドナイト&グッドラック 淀川 […]

  • 2022年5月21日
  • 2025年7月31日

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』「ローマの休日」の真実。 赤狩りに抵抗し続けた男の実話

1953年に公開された『ローマの休日』だが、公開当時の脚本はイアン・マクラーレン・ハンターとクレジットされている。今日ではそこにハンターと並んでダルトン・トランボの名前を見ることができるだろう。 なぜこのようなことになったのか? トランボはハリウッドを長く追放されていたからだ。筋金入りの共産主義者だ […]

  • 2022年5月9日
  • 2024年5月29日

『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』なぜジョン・レノンはロックで成功できたのか

ジョン・レノンには二人の母親がいた。実の母親であるジュリア・レノンと、育ての母であるミミ・スミスだ。 2009年に公開された『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』では、この二人の母の間で葛藤し揺れ動く若き日のジョン・レノンの姿が描かれる。 監督はサム・テイラー・ウッド。彼女曰く「私はジョン・レノ […]

  • 2022年5月9日
  • 2024年5月29日

『ジョン・レノン, ニューヨーク』ジョン・レノン生涯最後の10年の真実

FBIが要注意人物としてジョン・レノンのファイルを作成していたというのはビートルズ・ファンには有名な話だろう。 ジョン・レノンには音楽家としての顔と、平和運動家としての顔があった。『イマジン』『平和を我等に』『マインド・ゲーム』『ハッピー・クリスマス』『ワーキングクラス・ヒーロー』など、ジョンのソロ […]

  • 2022年5月4日
  • 2025年6月25日

『愛を読むひと』彼女はなぜ死んだのか?

日本は恥の文化だと言われる。 欧米ではモラルの基準として自己の内面である良心を重視することに対して、日本では世間体や他人からどう思われるかなど、自分の外側のことを重視する傾向にあることを指したものだ。欧米は「罪の文化」、日本は「恥の文化」とも言われる。 『愛を読むひと』 今回紹介する『愛を読むひと』 […]

  • 2022年5月3日
  • 2025年7月30日

『顔のないヒトラーたち』歴史を裁く難しさ

2021年1月26日、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は国際アウシュヴィッツ委員会の追悼行事で「人類に対する罪に時効は無く、東寺の残虐行為の記憶を後世に伝え、その記憶を鮮明に保つ責任を恒久的に負っている」と述べた。 メルケル首相に限らず、2015年にはヨハヒム・ガウク大統領がアウシュヴィッツ解放70年 […]

  • 2022年4月19日
  • 2025年6月22日

『シャドウ・イン・クラウド』グレムリンと「エイリアン」との知られざる関係とは?

グレムリンと聞くと、1984年に公開されたジョー・ダンテ監督の『グレムリン』を思い出す人が多いだろう。同作ではかわいらしい容姿のモグワイというペットが、飼育の上での3つのルール(太陽に当ててはいけない/夜12時以降に餌を与えてはいけない/水をかけてはいけない)が一つずつ破られていき、グレムリンという […]

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BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

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