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作品解説

  • 2023年2月12日
  • 2024年10月2日

『バビロン』ハリウッド黄金時代の狂乱と退廃が描く「映画史」

1920年代、ハリウッドは「西のバビロン」と呼ばれていた。元々ハリウッドは発明王トーマス・エジソンの訴訟の手から逃れて自由に映画作りをしたいと願った者達が集まってできた場所だ。そうした経緯もあり、ハリウッドには保守よりもリベラルな風土が今も強く根付いている。 だが、1920年代のハリウッドはそうでは […]

  • 2023年2月11日
  • 2025年10月15日

『悪魔のいけにえ』なぜ上映禁止になったのか?映画史に残る名作を紐解く

『悪魔のいけにえ』ほど怖さと美しさを兼ね備えた作品はないと思う。 その衝撃の大きさは公開から50年近くを経た今でもリメイクや続編が作られていることでも明らかだろう。 片田舎を訪れた若者が狂った一家に一人ずつ殺されていく、そんなありふれた話がなぜ多くの人々を惹き付けてやまないのか、その一人として今回は […]

  • 2023年1月28日
  • 2025年7月1日

『ゆれる』腕の傷は何を意味する?事件の真実を読み解く

本当に素晴らしい邦画は数少ないと思う。テレビドラマの劇場版、タレントや人気者を配した安易なキャスティング、学園ものの不良役は決まって金髪で、サイコパスはすぐにゲームを始めたがる。 洋画の方がテーマも幅広く、演技、演出ともにしっかりしているように感じる。 だが、洋画を100%堪能することはできない。育 […]

  • 2023年1月22日
  • 2025年10月13日

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』現代にも響く報道の自由とその価値

「この映画はわたしたちにとってツイートのようなものだ」 スティーヴン・スピルバーグは『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』についてこう述べた。 その時の気持ちを短く率直に吐き出した、ということなのだろう。 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』 ペンタゴン・ペーパーズとはベトナム戦争時にアメリカ […]

  • 2023年1月20日
  • 2024年5月29日

『大統領の陰謀』ニクソンを追い詰めたジャーナリストの矜持

1989年に公開されたロマンティックコメディ『恋人たちの予感』。今作は脚本を担当したノーラ・エフロンが監督のロブ・ライナーからライナー自らの離婚経験を元に映画を作れないかと相談されたことから始まった。 ノーラ・エフロンはすでに自身の離婚をテーマに『heartburn』という小説を出版していた。『he […]

  • 2023年1月14日
  • 2025年6月26日

『ニュースの真相』21世紀最大のメディア不祥事!メアリー・メイプスは何を間違えたのか

アメリカの放送局、CBSニュースは2004年9月8日にある疑惑を放送した。それは当時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュが自身の経歴を詐称しているのではないかという疑惑だ。 「ブッシュは父親の権力を使ってベトナム行きを逃れ、テキサスで」がその内容だが、私自身高校生の時にリアルタイムでこのニュ […]

  • 2023年1月9日
  • 2024年5月29日

『殿、利息でござる!』日本から無私という美徳は消えたのか?

「貧困から極貧へ」そんなキャッチコピーの横で笑顔を見せる岸田総理。そんなコラ画像がTwitterで流れてきた。物価高の中、増税の可能性を示唆した岸田政権への痛烈なブラックジョークだ。 我が身を切れない政治家達 国民が物価の高騰に苦しんでいる最中、いかに政治家が国民の方を向いていないかを考えさせられる […]

  • 2022年12月29日
  • 2024年5月29日

『恋人たちの予感』男と女とノーラ・エフロン

少し前に友人と「今までにアカデミー監督賞を受賞した女性監督はいるのか?」という話をした。 頭の中で何人かの女性監督を思い浮かべた。 グレタ・カーウィグ、パティ・ジェンキンス…いずれも高い評価を得た作品を撮っているものの、受賞には至っていない。彼女たちの名前の他に思い浮かべたのはノーラ・エフロンだ。 […]

  • 2022年12月21日
  • 2025年11月24日

『もののけ姫』はなぜ室町時代を舞台にしたのか?

「今度のジブリは暴力描写が凄いらしい」 『もののけ姫』を知ったきっかけはそんな誰かの一言だった。 『もののけ姫』が公開されたのは1997年。私は小学校4年生で10歳だった。暴力描写が凄いと聞いて思春期直前の男子が興味を持たないわけはない。 家族と一緒に映画館へ観に行った思い出がある。 とはいえ、私の […]

  • 2022年11月26日
  • 2024年5月29日

『レヴェナント: 蘇えりし者』大自然を舞台にした喪失と魂の救済

2019年の全米映画協会で主演男優賞を受賞したのは『ジョーカー』で主人公を演じたホアキン・フェニックスだった。 授賞式のスピーチでホアキン・フェニックスは次のように述べている。 「僕が演技を再開した頃、オーディションではいつも最後には皆さんどういう感じかわかっていると思うけれど、戦う相手がもう二人い […]

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BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

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