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作品解説

  • 2021年4月29日
  • 2025年8月21日

『ゴジラ』 戦争という日常

ゴジラと言えば日本が世界に誇るポップカルチャーの一つであり、怪獣の代名詞といってもいいだろう。 スティーブン・スピルバーグ、ティム・バートン、ジョン・カーペンターなど名だたる映画監督たちがゴジラのファンを自認している。 なぜゴジラが世界に広まったかと言うと、昭和の『ゴジラ』シリーズが外貨獲得の手段と […]

  • 2021年4月15日
  • 2025年7月6日

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』が描く「人生の意味」とは?

映画は人生を語ることのできる芸術だと思う。120分というその時間は一つの長い長い旅のようですらある。 個人的には人生に迷ったら本か映画を観ることが多い。『あの頃ペニー・レインと』でも書いたように、物心ついたときからロックミュージックに夢中だったものの、3分間という時間は人生を語るにはいささか短すぎる […]

  • 2021年3月21日
  • 2025年9月21日

『ジョンQ -最後の決断-』医療保険制度を問う問題作

コロナ禍において観ておきたい映画としてフランク・キャプラの『群衆』を紹介した。 もう一つ観ておきたいのが『ジョンQ -最後の決断-』だ。『群衆』ではポピュリズムに翻弄される大衆の愚かさが描かれているが、『ジョンQ -最後の決断-』ではアメリカの医療制度の問題点が描かれている。 アメリカでは新型コロナ […]

  • 2021年3月14日
  • 2025年8月21日

『帰ってきたヒトラー』はなぜ笑えないのか。コメディなのに怖い理由とは?

ドイツではナチズム礼賛はタブーとなっている。そのため、ヒトラーはどうしても「絶対悪」として描かれる必要がある。だが、そのような中でもヒトラーを悪魔的な存在ではなく、一人の人間として描き出そうとする試みも近年では増えてきたように思う。 『帰ってきたヒトラー』 2015年に公開された『帰ってきたヒトラー […]

  • 2021年3月7日
  • 2025年7月10日

『リンカーン』民主主義の代弁者の本当の姿とは?

ある時、黒人の歴史についての本を読んでいたら意外な記述を見つけた。南北戦争の時にエイブラハム・リンカーンはこう言ったそうだ。 「私のこの戦争は連邦を救うことであって奴隷を救うことでも、奴隷制を壊すことでもない。 私は奴隷を一人も開放しなくても連邦を救えるならそうするだろうし、私は奴隷を開放することで […]

  • 2021年2月28日
  • 2025年7月5日

『キャロル』結末のその後を考察。なぜその愛は禁じられたのか?

2015年にアメリカ全州で同性愛が合法化された。それを祝してSNSの多くのプロフィール画像がレインボーになったのを覚えている人も少なくないだろう。 この虹は同性愛解放運動の象徴として用いられている。今でこそ同性愛は徐々に認められつつあるが、昔はそうではなかった。 なぜ同性愛は差別され続けたのか?時代 […]

  • 2021年2月12日
  • 2025年7月4日

『フロントランナー』ゲイリー・ハートのスキャンダルから有権者は何を見るべきか?

今の時代は清廉さが求められる。不倫や失言一つでその人が今まで積み上げてきた何もかもが吹き飛んでしまう。 タレントはおろか、政治家ですらそうだ。タレントはもちろんイメージは大事だろう。政治家にとってもイメージの良し悪しは無視できないだろうが、政治家にとって本当に大切なのはイメージではないはずだ。 有権 […]

  • 2021年2月11日
  • 2025年10月5日

『ミッドナイト・イン・パリ』にはなぜゴッホが描かれているのか?ヘミングウェイらが過ごした狂乱の時代とは

1920年代のパリは「狂乱の時代」とも言われる。19世紀末から1914年までの時代は「よき時代」を意味するベルエポックと呼ばれるが、「狂乱の時代」はフォム・エポックと呼ばれている。 1920年代のパリには様々な芸術家が集っていた。アーネスト・ヘミングウェイ、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、スコッ […]

  • 2021年1月24日
  • 2025年7月5日

『リトル・ミス・サンシャイン』負け犬とは何か?格差社会へのアンチテーゼ

アメリカは自由と平等の国だと言われる。そこで言われる平等とは誰にもチャンスが平等にあるということだ。当然結果は平等ではない。その平等でない結果は格差の固定を生み、チャンスの平等さえ奪ってしまう。日本でも格差社会という言葉が叫ばれて久しいが、アメリカの格差は日本の比ではない。 1980年当時、アメリカ […]

  • 2021年1月23日
  • 2025年12月28日

ジョニー・デップはなぜ『ブレイブ』を撮ったのか?アメリカが受け入れなかった「ひどさ」とは

映画そのものではなく、それが公開までにどのような紆余曲折を経てきたかで見えてくるものがあると『アイ・アム・レジェンド』で書いた。 『アイ・アム・レジェンド』には自己を直視できないアメリカの病理が隠されていたが、今回紹介する『ブレイブ』もそうだろう。 『ブレイブ』は1997年に公開されたジョニー・デッ […]

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BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

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