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考察・解説

  • 2024年10月2日
  • 2024年10月3日

『踊る大捜査線 THE MOVIE』は何が違ったのか?シリーズの原点に映し出されたもの

フジテレビのイメージの凋落が止まらない。1990年代後半から2000年代に10代を過ごした私にとってはフジテレビはまず間違いなく一番面白い、攻めたテレビ局だったのになぁ。 『ワンナイR&R』や『HEY HEYHEY』『クイズミリオネア』、『IQサプリ』、『めちゃイケ』、『笑っていいとも!』・ […]

  • 2024年9月29日
  • 2024年12月6日

『ワールド・ウォーZ』ペプシコーラが示すアメリカの現在地

ゾンビ映画といえば、低予算でも作りやすいジャンルの映画でもある。のちにゾンビ映画の巨匠として知られるジョージ・A・ロメロのデビュー作、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』はロメロが新聞社に勤めながら、友人たちと作り上げた作品だ。その予算、わずかに11万ドル。 しかし、今回紹介する『ワールド・ウォーZ […]

  • 2024年9月22日
  • 2024年12月6日

『カメラを止めるな!』はなぜヒットした?三谷幸喜「ラヂオの時間」との共通点とは

『侍タイムスリッパー』という映画を知っているだろうか? 最初は2024年の8月17日にわずか1館のみの映画館で公開された自主制作映画だが、その面白さが評判を呼び、9月13日からは全国の100を超えるスクリーンでの公開が実現している。 このヒットを「第二の『カメ止め』」だと評する声も多い。 『カメ止め […]

  • 2024年9月17日
  • 2024年12月6日

『侍タイムスリッパー』大ヒットの理由は?アップデートされた「今」の時代劇

映画で大事なものってなんだろう?俳優?監督?演出?脚本? 色々意見はあるだろうが、個人的には決して予算や俳優の人気ではないと断言しておく。 例えば2007年に公開された『リトル・ミス・サンシャイン』。公開時はわずか7館での公開だったものの、そのハートフルで共感とカタルシスに溢れた内容は評判を呼び、最 […]

  • 2024年9月16日
  • 2024年12月19日

『スオミの話をしよう』なぜ「TALK ABOUT SUOMI」ではないのか?

※この考察・解説では『スオミの話をしよう』『イヴの総て』『ゴーン・ガール』の結末のネタバレが含まれています。 以前から三谷幸喜監督のファンだ(これ、以前にも言った気がするけどご容赦ください)。『ギャラクシー街道』のような例もあるから、「ハズレがない」とまでは言えないまでも、かなり高い打率を維持してい […]

  • 2024年9月13日
  • 2024年10月2日

『エイリアン2』は本当に最高の続編映画なのか?

1979年に公開された『エイリアン』、その撮影現場で監督のリドリー・スコットは常にスタジオからの圧力に晒され続けた。そのために現場には常に緊張感が漂っていたという。しかし、公開してみれば『エイリアン』はご存知のように大ヒット、主演のシガーニー・ウィーバー、監督のリドリー・スコットもその知名度を飛躍的 […]

  • 2024年9月10日
  • 2024年12月20日

『エイリアン:ロムルス』現代の若者を描く意味「ドント・ブリーズ」との共通点とは?

2016年に公開されたホラー映画『ドント・ブリーズ』で一躍脚光を浴びたのが、南米ウルグアイの映画監督であるフェデ・アルバレスだ。 アルバレスの長編デビュー作は『死霊のえじき』のリブートであった。『ドント・ブリーズ』の後も『悪魔のいけにえ』の続編となる『悪魔のいけにえ -レザーフェイス・リターンズ-』 […]

  • 2024年6月23日
  • 2024年10月30日

『バッドボーイズ RIDE OR DIE』

ウィル・スミスによるクリス・ロック殴打事件 ウィル・スミスが妻であるジェイダ・ピンケット・スミスを侮辱されたとしてアカデミー賞の授賞式でコメディアンのクリス・ロックに平手打ちをお見舞いしたのは2022年だった。その授賞式ではウィル・スミス自身も初となる主演男優賞を授賞した記念すべき日であったがこの騒 […]

  • 2024年5月30日
  • 2025年1月13日

『関心領域』問題は無関心だけなのか?ルドルフ・ヘスの人間性とは

2024年3月に開催された第96回アカデミー賞では、『オッペンハイマー』が作品賞に輝いた。やはり、アカデミー賞の各部門の中で作品賞が一番の華だろう。 加えて『ゴジラ-1.0』のアジア圏で初となる視覚効果賞の受賞も大きなニュースになった。 そしてもう一つ目立ったのが『関心領域』という作品だ。 『関心領 […]

  • 2024年5月22日
  • 2024年5月31日

『スパイナル・タップ』多くのミュージシャンに愛された、最もリアルなロック映画

15年ぶりのライヴ 2022年のクリスマスは縁があって15年ぶりにライヴを行った。ステージ上でのカッコよさだけではなく、予期せぬトラブルやスタジオ練習などの裏側を含めてロックバンドだと思う。 実際、リハーサルまでは何もなかったのに、本番では私のベースから音が出ないというトラブルが発生、アンプを介して […]

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BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

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