- 2025年10月26日
- 2025年10月27日
『ノーカントリー』結末の意味を解説 ベルの夢は何を伝えたかったのか?
今では信じられないが、戦前は「西部劇なら必ず当たる」と言われ、年間100本以上の西部劇映画が製作されていたそうだ。その多くが単純な勧善懲悪もので、アメリカの自尊心を高め、我こそが正義と思わせるには十分だっただろう。 西部劇の正義の味方と言えば保安官だ。危険と正義を手に日々悪漢たちに立ち向かって行く。 […]
今では信じられないが、戦前は「西部劇なら必ず当たる」と言われ、年間100本以上の西部劇映画が製作されていたそうだ。その多くが単純な勧善懲悪もので、アメリカの自尊心を高め、我こそが正義と思わせるには十分だっただろう。 西部劇の正義の味方と言えば保安官だ。危険と正義を手に日々悪漢たちに立ち向かって行く。 […]
初めて『ルパン三世 カリオストロの城』(以下『カリオストロの城』)を観たのはいつだったか、もはや覚えていない。おそらく小学生の頃、『金曜ロードショー』で放映されていたのをたまたま観たのが、『カリオストロの城』に最初に触れた瞬間だったと思う。 『カリオストロの城』が邦画史上に残る名作なのは今さら言うま […]
黒人奴隷の歴史と文化 かつてアフリカから連れてこられた黒人たちは人間とは見なされなかった。確かに彼らは奴隷ではあったが、しかし奴隷という呼び方でもまだ生温いかもしない。アフリカでは黒人は動物のように狩られた。そして奴隷船でアメリカなどへ運ばれていくわけだが、貨物と同じで不必要であれば生きたまま海へと […]
私が小さな頃はサブスクなんてなかった。それどころかDVDすらなかった。レンタルビデオも近所にはない。なので、映画と言えば金曜ロードショーなど放送された映画をビデオテープに録画するしかなかった。今の時代のように映画を観る量こそ稼げないものの、ただ一本のテープを何回も何回も繰り返し観たという経験もそれに […]
書くことについて 先日、Xの方でも少し呟いたが、時に映画の解説や考察を書くことは、何かと格闘しているような気分になる。正解はどこかにある。だが、映画を観て、どう感じたかを理由も付けて文章化しなければならない。間違っても「ヤバい」なだけでは済ませられない(使いたくもないが)。 もちろん、そんなのは序の […]
「強欲は善だ」 1987年に公開されたオリバー・ストーン監督の『ウォール街』の中で、敏腕投資家のゲッコーは株主たちの前でそう言い放つ。 ゲッコーは「金儲けはセックスより気持ちいい」「友達なんていらない、犬で十分だ」「起きろ、金は眠らない」など、飾らない強欲さで強いインパクトを残した。 だからだろう、 […]
ホラー映画の代表的なアイコン 『13日の金曜日』と言えば、なんと言ってもジェイソンだ。年に何度か13日が金曜日になる月はあるが、その日はSNSのタイムラインにもジェイソンは多く登場している。 今でもそうかはわからないが、ジェイソン・ボーヒースというキャラクターは間違いなくホラー映画の代表的なアイコン […]
ホラー映画は苦手だ。そもそも怖いのが苦手な上に、いきなり大きな音を出したり、驚かすような演出(ジャンプスケア)に至っては、もうそれはただびっくりさせたいだけで、純粋な恐怖とは別の目的での演出のような気さえする。 それでも時にはおおっ、と思わせてくれる作品に出会えることもある。それは「哀しみ」のある作 […]
さて、ロマン・ポランスキーについて、どこから語ったらいいものだろうか。犯罪史に残る、凄惨な殺人事件の被害者としてだろうか、それとも幼女をレイプした罪でアメリカに戻ることを許されない逃亡者としてだろうか、それとも、間一髪でホロコーストから生き延びた、ナチス・ドイツの被害者としてだろうか。 ひとまず今回 […]
オリバー・ストーンは限りなく現実に近づきながらも、そこへ沈むのではなく、理想の方へ落ちていく、そんな映画監督だと思う。 現実と理想の間 ストーンの代表作では、『プラトーン』『ウォール街』が有名だが、主人公はどちらも純粋な若者だ。彼らは純粋が故の野心であったり、理想を抱いて、現実に向かう。それがベトナ […]