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考察・解説

  • 2024年6月23日
  • 2024年10月30日

『バッドボーイズ RIDE OR DIE』

ウィル・スミスによるクリス・ロック殴打事件 ウィル・スミスが妻であるジェイダ・ピンケット・スミスを侮辱されたとしてアカデミー賞の授賞式でコメディアンのクリス・ロックに平手打ちをお見舞いしたのは2022年だった。その授賞式ではウィル・スミス自身も初となる主演男優賞を授賞した記念すべき日であったがこの騒 […]

  • 2024年5月30日
  • 2025年1月13日

『関心領域』問題は無関心だけなのか?ルドルフ・ヘスの人間性とは

2024年3月に開催された第96回アカデミー賞では、『オッペンハイマー』が作品賞に輝いた。やはり、アカデミー賞の各部門の中で作品賞が一番の華だろう。 加えて『ゴジラ-1.0』のアジア圏で初となる視覚効果賞の受賞も大きなニュースになった。 そしてもう一つ目立ったのが『関心領域』という作品だ。 『関心領 […]

  • 2024年5月22日
  • 2024年5月31日

『スパイナル・タップ』多くのミュージシャンに愛された、最もリアルなロック映画

15年ぶりのライヴ 2022年のクリスマスは縁があって15年ぶりにライヴを行った。ステージ上でのカッコよさだけではなく、予期せぬトラブルやスタジオ練習などの裏側を含めてロックバンドだと思う。 実際、リハーサルまでは何もなかったのに、本番では私のベースから音が出ないというトラブルが発生、アンプを介して […]

  • 2024年5月20日
  • 2024年10月2日

『ターミネーター』

今回はSF映画の名作である『ターミネーター』について解説したい。 子供の頃に『ターミネーター』の設定を知った時は衝撃的だった。金属の骨格を生きた生体細胞で覆うなんていう奇抜なアイデアは『ターミネーター』以外では聞いたこともない。 『ターミネーター』はその後数多くの続編と映画のみならず様々なメディア展 […]

  • 2024年5月19日
  • 2024年5月31日

『キャリー』殺戮のシンデレラ

あれは確か小学生の頃だったか、夜中に姉と映画紹介のテレビ番組を見ていたら、血の入ったバケツがひっくり返って頭から血を浴びているドレス姿の若い女性の映像が映し出された。その衝撃は今でもよく覚えている。 もちろん、これを読んでいる人にはもうおわかりだろう。ブライアン・デ・パルマの名作ホラー『キャリー』だ […]

  • 2024年5月18日
  • 2024年5月31日

『ザ・フライ』

私が映画に夢中になりだしたのは小学生のころだ。小学生から中学生の頃は木曜から日曜まで毎週必ずテレビから流れる映画を観ていた。 木曜洋画劇場、金曜ロードショー、ゴールデン洋画劇場、日曜洋画劇場。 週の半分以上のゴールデンタイムに映画が放送されるとは、サブスクリプション全盛の今ではとても考えられないこと […]

  • 2024年5月16日
  • 2024年10月30日

『ダイ・ハード4.0』

失語症により俳優業からの引退を発表したブルース・ウィリス。彼の代表作が『ダイ・ハード』シリーズであることに異論を挟む人は少ないだろう。 1988年に公開された『ダイ・ハード』は普通の男が自分の身に降りかかった不運をボヤきながらも、肉体だけでなく、頭脳と機転を駆使して悪と立ち向かう点が新鮮だった。 シ […]

  • 2024年4月30日
  • 2024年5月31日

『プロミシング・ヤング・ウーマン』#MeToo後の世界の歪んだ正義

「金曜日は楽しませてくれる悪い男の子が必要 日曜日に私を起こしてくれる優しい男の子とが必要 月曜日の夜には仕事場の男の子が来てくれる 全員欲しい」 『プロミシング・ヤング・ウーマン』はチャーリー・XCXの『Boys』という曲から始まる。 この歌詞だけ見ると都合の良い男だけを欲しがっている女尊男卑のよ […]

  • 2024年4月21日
  • 2024年5月31日

名言だけではない『コマンドー』に見る1980年代のアメリカ

1984年に公開された『ターミネーター』でアーノルド・シュワルツェネッガーは主人公を殺しに来る殺人アンドロイドを演じ、一躍ハリウッドの人気俳優に仲間入りした。 その人気ぶりを反映して1991年に公開された『ターミネーター2』では一転して味方の側のアンドロイドを演じている。 『コマンドー』 正義の味方 […]

  • 2024年4月16日
  • 2024年5月31日

『シザーハンズ』エドワードのモデルは誰なのか?ハサミが意味するものとは

『ワインライダーフォーエバー』 筋肉少女帯の楽曲に『ワインライダーフォーエバー』という曲がある(『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』のレビューに引き続き筋少ネタから入ります。すみません)。 ワインライダーとは耳慣れない言葉だが、これは造語。主人公の俳優が恋に落ちた女性の名前だ。彼 […]

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BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

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