• 2024年4月27日
  • 2024年4月29日

ゴジラのサイズ変遷から見る、日本の経済発展

今回はゴジラの大きさの話をしたい。1954年に公開された『ゴジラ』の身長は50メートルだった。そこから1975年の『メカゴジラの逆襲』までは一貫してこの身長のままなのだが、1984年に公開された『ゴジラ』では80メートルにまで巨大化している。そして、バブルの絶頂の1991年に公開された『ゴジラvsキ […]

  • 2024年4月21日
  • 2024年4月29日

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』はなぜヒットしたのか?イベントとしての映画

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が公開わずか3日で33億円の興行収入を突破したという。そのニュースを目にした時は素直に凄いと思う気持ち半分、日本全体が幼稚化しているのではないかという気持ち半分だった。 『鬼滅の刃』もそうだが、少年マンガの劇場版が歴代の興行収入上位に食い込んでくる昨今の状況を見 […]

  • 2024年4月21日
  • 2024年5月20日

名言だけではない『コマンドー』に見る1980年代のアメリカ

1984年に公開された『ターミネーター』でアーノルド・シュワルツェネッガーは主人公を殺しに来る殺人アンドロイドを演じ、一躍ハリウッドの人気俳優に仲間入りした。 その人気ぶりを反映して1991年に公開された『ターミネーター2』では一転して味方の側のアンドロイドを演じている。 『コマンドー』 正義の味方 […]

  • 2024年4月16日
  • 2024年4月18日

『オッペンハイマー』が描かなかったもの アメリカとネイティブ・アメリカン

  「人民の人民による人民のための政治」で有名なエイブラハム・リンカーン。 2012年に公開された『リンカーン』はリンカーンの代表的な偉業である、奴隷解放宣言を実現するために、合衆国憲法修正第13条の可決を目指すリンカーンの姿が描かれる。裏取引や買収まで持ち出して賛成派を増やそうとするその […]

  • 2024年4月16日
  • 2024年4月21日

『シザーハンズ』エドワードのモデルは誰なのか?ハサミが意味するものとは

『ワインライダーフォーエバー』 筋肉少女帯の楽曲に『ワインライダーフォーエバー』という曲がある(『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』のレビューに引き続き筋少ネタから入ります。すみません)。 ワインライダーとは耳慣れない言葉だが、これは造語。主人公の俳優が恋に落ちた女性の名前だ。彼 […]

  • 2024年4月12日
  • 2024年4月12日

『オッペンハイマー』と『ゴジラ』

2024年3月10日に開催された第96回アカデミー賞で『ゴジラ -1.0』が日本映画としては初の視覚効果賞を受賞した。このアカデミー賞で作品賞をはじめ7部門でオスカーを獲得したのが『オッペンハイマー』だ。 『オッペンハイマー』は映画ファンの間ではクリストファー・ノーランの最新作として話題になっていた […]

  • 2024年4月5日
  • 2024年4月21日

『オッペンハイマー』被爆者なき原爆映画に真実はあるのか?

ハリウッドのエンターテインメント映画を観る度に、原爆を始めとする核兵器の本当の恐怖はまだアメリカ国民には広く知られていないのではないかと思う。 1994年の映画『トゥルーライズ』では核爆発で舞い上がるキノコ雲を背景にアーノルド・シュワルツェネッガー演じるハリー・タスカーとジェイミー・リー・カーティス […]

  • 2024年3月29日
  • 2024年4月21日

『シンクロナイズド・モンスター』アン・ハサウェイが戦った「ハサヘイター」

今日(2024年3月26日)のネットニュースでアン・ハサウェイが自身が映画の世界を干されていた時に、クリストファー・ノーランに救われたと語った記事を見た。 ハサヘイター 2010年代のはじめ、アメリカではアン・ハサウェイ叩きは社会現象にすらなっていた。アン・ハサウェイとヘイトを組み合わせた「ハサヘイ […]

  • 2024年2月26日
  • 2024年4月12日

『ペンギン・ハイウェイ』「海」とお姉さんの正体とは?

『ペンギン・ハイウェイ』は不思議な映画だ。 多くの謎を残したまま映画が終わってしまう。それはパズルの最後のピースがハマらないというよりも、いくつものパズルのピースが存在しないと言ったほうがいいかもしれない。 今回は『ペンギン・ハイウェイ』の謎に迫ってみよう。 『ペンギン・ハイウェイ』 『ペンギン・ハ […]

  • 2024年2月26日
  • 2024年2月26日

『ワンダーウーマン 1984』なぜ1980年代なのか?賛否両論の続編を読み解く

「世界を変えようとしたあの頃戦争を止め、平和をもたらそうとした。だが、明るい光に差す影を私は見た。誰の心にも光と闇がある。選択で人は変わる。それはどんな英雄にも変えられない。私は学んだ。愛だけが本当に人を救えると」というモノローグで『ワンダーウーマン』は幕を閉じる。『ワンダーウーマン』の舞台は第一次 […]

NO IMAGE

BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

CTR IMG