著者プロフィール

PROFILE

佐賀県出身。大学入学とともに福岡県北九州市に移り、以降福岡に住み続けている。
会社員になったりフリーターになったり無職になってはまた会社員になったりしている。
現在は福岡市内で暮らしながらで映画関連のWebサイトを複数運営中。

映画は小学生の頃から好きだったが、大人になってからより幅広く深く観るようになる。このサイトで紹介している映画作品との出会いなどについては、子供の頃の思い出として記事の中でも時折言及している。

趣味は映画鑑賞や本屋巡り。店も開いていないような早朝から映画館に向かうこともあり、その時の様々なエピソードを記事の中に載せていることもある。
自宅には200枚近くの映画のDVDと100冊近い映画関連の書籍で溢れている。
他の趣味としてはギターがあり、小学生の頃から続けている。家にはギター9本、ベースが2本あり、増え続けているのが今の悩み。ユナイテッド・シネマの会員。

自宅のDVDの一部。実際はこの倍くらいあります。

Q&A

映画を好きになったきっかけは何?

小学校の頃の担任の先生が映画好きで、よく夏休みとか冬休みのシーズンに何の映画を観に行くだとかそんな話をしていました。それが映画を好きになるきっかけでした。『メン・イン・ブラック』、『アルマゲドン』、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』はその先生がきっかけで映画館に観に行った作品だったと思います。『羊たちの沈黙』や『グレムリン』、『シャイニング』もその先生から教えてもらいました。

生まれて初めて観た映画は?

映画館で見たという意味では『ゴジラvsキングギドラ』です。たしか幼稚園生の頃でした。そのあまりのリアルさに当時はゴジラは実在の怪獣だとずっと信じていました。ジオラマと知った時にもまたそのリアルさに改めて驚きました。
それから今に至るまでゴジラが好きです。ただ、ゴジラ関連のコラムの方でも書いてましたが、ミレニアムシリーズはあまり観てはないです。やはり1作目の『ゴジラ』が強い社会的なメッセージがあり、ゴジラ映画として一番の名作だと思います。CGが発達した今でも色褪せない魅力があるのは凄いと感じますね。

他に好きな映画のキャラクターは?

サイト見てもらったら分かると思うんですが、エイリアン(ゼノモーフ)です。ゴジラは小さな子供から見ても単純に恐竜的なカッコ良さがあると思うんですが、エイリアンには小さな子供が見たら泣き出しそうな気持ち悪さがありますよね。それも含めてさすがH・R・ギーガーだとも思うんですが、本来あるべき目がなかったり、口の中にもう一つインナーマウスがあるなど、造形的に毒があるところが好きです。ちょうど思春期に差し掛かる頃で音楽もそうですけどちょっと毒のあるものが好きでしたね。マリリン・マンソンとか。

好きな映画監督は?

洋画だとデヴィッド・フィンチャー、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、フランク・キャプラ、ロバート・ロドリゲス、ウディ・アレン、クエンティン・タランティーノ、デイミアン・チャゼル、ライアン・クーグラー、ギレルモ・デル・トロ、ジャン=リュック・ゴダールが好きです。思いつくままに挙げたので他にも出てくるかもしれません。
こうして名前を見ていると、どんなジャンルの映画でも無難に撮るタイプの監督よりも、個性が強く、作家性が全面に出やすい監督の方が好きなんだということがわかりますね。

邦画だと三谷幸喜、三木聡、西川美和、北野武監督が好きです。こちらも割と作家性の強い監督になりましたね。洋画とは違って今回はコメディ系の監督が入っていますが、やはり笑いの感覚って国ごとで変わってくるので、日本人に合う笑いは日本の監督が一番作りやすいのかなと思っています。

好きな俳優は?

洋画だとジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ダニエル・デイ=ルイス、ブラッド・ピット、ジョニー・デップ、ウィル・スミス、アーロン・テイラー=ジョンソン、シアーシャ・ローナン、ルーニー・マーラです。
邦画だとオダギリジョー、佐藤浩市、加瀬亮、麻生久美子など好きです。
あまり俳優目当てで映画を観に行くことは少ないですが。

トラウマになっている映画は?

『火垂るの墓』は怖くて幼稚園の頃に大泣きしたことがあって、今でも観れない映画です。万が一このサイトで紹介することがあれば、その時はトラウマから脱却したんだと思って下さい。
木村拓哉とイ・ビョンホン、ジョシュ・ハートネットが共演したことでも有名な『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』もトラウマですね。大人になってからもトラウマ映画ってできるんだと思いました。フランシス・ベーコンの絵画を実写化したような、人体をバラバラに組み合わせたオブジェが登場するんですが、気持ち悪くてトラウマです。

執筆の際に気をつけていることは?

このサイトは紹介している映画を一度は観たよっていう人向けに書いているんですが、何かしら新しい情報や解釈を得てもらえて、もう一度作品を観たいと思ってもらえるような文章を書くことです。単なる感想文にならないようには気をつけています。あとはおぼろげでも自分のパーソナリティも感じてもらえるような文章にはしていますね。

記事を書くにあたってどのような本を参考にしていますか?

たくさんあるので、このページの最後に一部抜粋してまとめています。

あなたのオールタイムベストの作品は?

ローマの休日』(1954)
ゴジラ』(1954)
『ターミネーター2』(1991)
ミッドナイト・イン・パリ』(2011)
『時をかける少女』(2006)
ロッキー・ホラー・ショー』(1975)
悪魔のいけにえ』(1973)
ロッキー・ザ・ファイナル』(2006)
もののけ姫』(1997)
『マトリックス』(1999年)
(500)日のサマー』(2010年)
『ネバーランド』(2005年)
エイリアン4』(1997年)
ジュラシック・パーク』(1993)
『ノッティングヒルの恋人』(1999)
『ルームロンダリング』(2018)
『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)
ファイト・クラブ』(1999)
『THE 有頂天ホテル』(2006)
ジョーカー』(2019)
ゆれる』(2006)
『プラネット・テラーinグラインドハウス』(2007)
『ザ・ウォーク』(2015)
『インスタント沼』(2009)
『転々』(2007)
フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)
ザ・フライ』(1986)
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001)
羊たちの沈黙』(1991)

今思いつくままに挙げてみました。割とメジャーどころが多くて恥ずかしいです。一本だけ選べと言われたら『フォレスト・ガンプ/一期一会』か『ローマの休日』を選ぶと思います。


本サイトで参考にした書籍一覧

  • 山智浩『〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀』(詳しくはこちら
  • 町山智浩『「最前線の映画」を読む』(詳しくはこちら
  • 町山智浩『「最前線の映画」を読む Vol.2 映画には「動機」がある』(詳しくはこちら
  • 町山智浩『「最前線の映画」を読む Vol.3 それでも映画は「格差」を描く』(詳しくはこちら
  • 町山智浩『最も危険なアメリカ映画 『國民の創世』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで』(詳しくはこちら
  • 町山智浩、春日太一『町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編』(詳しくはこちら
  • 町山智浩『町山智浩のシネマトーク 怖い映画』(詳しくはこちら
  • 町山智浩『町山智浩のシネマトーク 恋する映画』(詳しくはこちら
  • 町山智浩『映画と本の意外な関係!』(詳しくはこちら
  • 町山智浩、柳下毅一郎『ベスト・オブ・映画欠席裁判』(詳しくはこちら
  • 蓮實重彦『ハリウッド映画史講義 ──翳りの歴史のために』(詳しくはこちら
  • 上島 春彦『レッドパージ・ハリウッド――赤狩り体制に挑んだブラックリスト映画人列伝』(詳しくはこちら
  • 高水 裕一『物理学者、SF映画にハマる~「時間」と「宇宙」を巡る考察~』(詳しくはこちら
  • 村田晃嗣『大統領とハリウッド アメリカ政治と映画の百年』(詳しくはこちら
  • 藤 えりか『なぜメリル・ストリープはトランプに噛みつきオリバー・ストーンは期待するのか ハリウッドからアメリカが見える』(詳しくはこちら
  • 宇野維正『ハリウッド映画の終焉』(詳しくはこちら
  • 沢辺有司『ワケありな映画』(詳しくはこちら
  • 大槻 ケンヂ『オーケンの、私はヘンな映画を観た!!』(詳しくはこちら
  • スタジオジブリ『ジブリの教科書10 もののけ姫』(詳しくはこちら
  • スタジオジブリ『ジブリの教科書5 魔女の宅急便』(詳しくはこちら
  • スタジオジブリ『ジブリの教科書7 紅の豚』(詳しくはこちら
  • スタジオジブリ『ジブリの教科書3 となりのトトロ』(詳しくはこちら
  • 山本 昭宏『近頃なぜか岡本喜八: 反戦の技法、娯楽の思想』(詳しくはこちら
  • 押井守『勝つために戦え! 監督稼業めった斬り』(詳しくはこちら
  • 押井守『勝つために戦え!〈監督ゼッキョー篇〉』(詳しくはこちら
  • 四方田犬彦『ゴダールと女たち』(詳しくはこちら
  • 伊藤 弘了『仕事と人生に効く教養としての映画』(詳しくはこちら
  • 加藤 幹郎『映画館と観客の文化史』(詳しくはこちら
  • 冷泉 彰彦 『予言するアメリカ 事件と映画にみる超大国の未来』(詳しくはこちら
  • 谷國 大輔 『映画に仕組まれたビジネスの見えざる手 なぜ映画館にはポップコーンが売られているのか』(詳しくはこちら
  • オリバー・ストーン『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史2 ケネディと世界存亡の危機』(詳しくはこちら)
  • オリバー・ストーン『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史3 帝国の緩やかな黄昏』(詳しくはこちら)
  • 土居 伸彰『新海誠 国民的アニメ作家の誕生』(詳しくはこちら
  • 井上 篤夫『素晴らしき哉、フランク・キャプラ』(詳しくはこちら
  • ブライアン・J・ロブ『ジョニー・デップ』(詳しくはこちら
  • 本多猪四郎『「ゴジラ」とわが映画人生』(詳しくはこちら
  • SCREEN編集部『SCREENα 映画『ゴジラ-1.0』特別号 素晴らしきゴジラ映画とVFX』(詳しくはこちら
  • 本多きみ『ゴジラのトランク ~夫・本多猪四郎の愛情、黒澤明の友情』(詳しくはこちら
  • 山本昭宏『核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ』(詳しくはこちら
  • 本村 凌二『独裁の世界史』(詳しくはこちら
  • 舛添 要一『ヒトラーの正体』(詳しくはこちら
  • 網野善彦『歴史と出会う』(詳しくはこちら
  • メアリー・メイプス『大統領の疑惑』(詳しくはこちら
  • 佐野亨『マーティン・スコセッシ: 映画という洗礼 』(詳しくはこちら
  • ジェームズ・リオーダン『オリバー・ストーン: 映画を爆弾に変えた男』(詳しくはこちら
  • 伊東 美和、山崎 圭司 他『ジョージ・A・ロメロ~偉大なるゾンビ映画の創造者』(詳しくはこちら
  • 後藤 繁雄 、坂本 龍一『skmt 坂本龍一』(詳しくはこちら
  • 木谷佳楠『アメリカ映画とキリスト教 -120年の関係史』(詳しくはこちら
  • デール・カーネギー『デール・カーネギーの知られざるリンカーン 』(詳しくはこちら
  • 磯田道史 『江戸の備忘録』(詳しくはこちら
  • 藤本 国彦『ジョン・レノン伝(1940~1980)』(詳しくはこちら
  • 木村 元彦 『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』(詳しくはこちら
  • 仲正 昌樹『悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える』(詳しくはこちら
  • 奥本大三郎『ランボーはなぜ詩を棄てたのか』(詳しくはこちら
  • 上杉 忍 『アメリカ黒人の歴史 – 奴隷貿易からオバマ大統領まで』(詳しくはこちら
  • 里中哲彦『教養として学んでおきたいビートルズ』(詳しくはこちら
  • 貴堂 嘉之『南北戦争の時代 19世紀 シリーズ アメリカ合衆国史』(詳しくはこちら)
  • ジェフ・マドリック『世界を破綻させた経済学者たち:許されざる七つの大罪』(詳しくはこちら
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  • 東野圭吾『容疑者Xの献身』(詳しくはこちら
  • 東野圭吾『沈黙のパレード』(詳しくはこちら

この他にも多数。

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BLACK MARIA NEVER SLEEPS.

映画から「時代」と「今」を考察する
「映画」と一口に言っても、そのテーマは多岐にわたる。
そしてそれ以上に観客の受け取り方は無限大だ。 エジソンが世界最初の映画スタジオ、通称「ブラック・マリア」を作った時からそれは変わらないだろう。
映画は決して眠らずに「時代」と「今」を常に映し出している。

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